セサミンとビタミンE
セサミンとビタミンE。どちらもよく知られた栄養素です。
ところで、この2つの栄養素にはある共通点があります。
それはなんだかわかりますか?
正解は、どちらも抗酸化作用をもった栄養素であるということです。
ビタミンEは、「若返りのビタミン」と呼ばれるほど
抗酸化作用にすぐれた栄養素です。
それをさらに超えるセサミンもすごいですね。
さて、このセサミンとビタミンEにはある相関関係があります。
それは、ビタミンEはセサミンと一緒に摂取すると
壊れることなく体内に入ると言うこと。
2つを両方とるメリットはこれだけではありません。
それぞれ抗酸化作用があるということはもうおわかりかと思いますが、
セサミンとビタミンEでは同じ結果でもその働き方が違います。
まずビタミンEは全身の細胞や血管で作用します。
これによって過酸化脂質という有害物質ができるのを防ぎます。
その結果、悪玉コレステロールによる動脈硬化を防いだり、
心筋梗塞・脳内出血・脳梗塞等を防ぐことができるわけです。
一方セサミンは、主に肝臓の中で働きます。
肝臓は体中の毒素や有害物質を分解して無害化する大切な臓器です。
ここで生成されるSODという酵素が加齢などにより減少すると、
体内の活性酸素量は一気に増えてしまいます。
そこで減少したSODの代わりにセサミンを摂取することで、
肝臓の活性酸素除去能力を保つことがデキルというわけです。
ちなみにビタミンEは肝臓にも存在します。
肝臓内のビタミンEは、セサミンを摂取していると
壊されることなく血液を介して全身に巡ります。
この点でも、セサミンとビタミンEは両方が相乗効果を
発揮する栄養素だということがわかりますね。
このように、栄養素には2つ以上が組み合わさって、
それぞれの役割を補完し、相乗効果を発揮するものがたくさんあります。
セサミンのサプリメントにだいたいビタミンEが含まれているのは、
そういった相乗効果を狙ったもの、というわけです。